6月14日(月)


いよいよ明後日です。夜のこだまやvol.2
「one cup of improvisation」
6月16日(水)18時半〜深夜
selecter:久我徹雄(久我農園)
coffee:姫野博(kusa.喫茶)
lighting:Hi-D(流木工房Hi-D)

When you have music, after it's over,gone in the air.You can never capture it again.
(今貴方の聴いた音はこの瞬間の音。いつしか空気へと消えてしまい、もう二度と同じ音を聴く事は出来ない。)


エリック・ドルフィーの名言を少しでも感じれたらいい。そんな夜にしたい」と久我さん。それを聞いた僕は、澁澤龍彦の次の一節を思い出した。


快楽とは、瞬間的にぱっと燃え上がり、驚くべき熱度に達し、みるみる燃えきってしまう花火のようなものです。それは確かに夢のようなものですが、それだけに、激しい起伏があり、人間を行動に駆り立てる美しさ、力強さがあります。


フリージャズの魅力は、それが瞬間的な快楽であって、決して持続的(つまり妥協的)な幸福ではない、というところにある。そして、この瞬間的な快楽を生み出し続けること。消えて(消されて)は生み出し、消えて(消されて)は生み出し。その実践(それは同時に「」の外れたフリーに近づくための実践)の場をストリートと呼ぶ。


アイラーをBGMにこれを書いているからか、不意に、中上健次が残した「路地はどこにでもある」という意味の発言が頭をよぎった。そうだ、ここは千葉県長生郡長生村驚30。辺鄙な片田舎。けれども「ストリートはここにもある」のだ。


※食べ物がないのでチキンカレーを出すことにしました。お祭り価格ワンディッシュ500円。普段のうちのカレーは辛くないので、この日はかなり辛くしようと思っています。
※姫野さんの珈琲は、説明を聞いたのですが、風味の想像ができないぐらいオモシロい。まさに、スペイシー!!